AI時代に活躍する人材 3つの能力 田坂広志

0.学歴的能力 論理的思考力と知識の習得力。いわゆる受験で求められるもので高学歴の人が持っている。

1.知的スタミナ どれほど没頭できるか、どれほど継続できるか。これも高学歴のひとがもっている。

上記2つは高学歴のひとがもっているもので、今まではそれだけで事足りた。しかし、以下の2-4の力がこれからAI時代に求められる力。

2.職業的能力 言葉で表せないものであり、経験や体験を通じてしか掴むことのできないもの「体験的知恵」

→技術と心得を同時に身につける。スキル倒れにならないように。知識と知恵を混同してはいけない。知恵は体で掴んだ、つまり体得したもので言葉で語れるとは限らない。

知識は書物を通じて習得し、経験を通じて知恵を体得する。

つまり、書物で学べる知識よりも経験でしか掴めない知恵をどれほど身につけているかが人間の存在価値になって行く。

ただ経験すればいい訳では無い。経験を体験にする必要があり、経験をそのまま放置せず心の中で追体験しいかなる技術や心得を掴んだか振り返る反省が必要。反省の仕方は2パターン。

  • 直後に振り返る
  • 深夜にノートに書く

→ヴィトゲンシュタインの「言葉で語り得ることを語り尽くした時言葉で語り得ぬことを知ることがあるだろう」

プラスアルファで、私淑によってプロフェッショナルから学ぶ。

創造性が必要と叫ばれるが本当に必要なのはアイデア実現力。目の前の現実を変える現実変革力。

そのためには目の前の1人の人間を納得させる力や組織を動かす力。

3.対人的能力 相手の考えを理解して相手の気持ちを感じ取る力 実はほとんどが表情や面構え、仕草や身振り、姿勢やポーズ、雰囲気や空気といった非言語的能力

顧客の何気ない表情や言葉から顧客の気持ちを敏感に感じ取る直勘的判断力や感覚的判断力。

共感力を身につけたければ相手の共感を引き出すのではなく相手に深く共感すること。

自分自身にそれなりの苦労の経験が無ければ何かに苦労している人に対して本当に共感は出来ない。即ち、体験的共感力とでもいう力が最も優れた人間的な能力。

苦労や困難は自分を成長させるために与えられたものであり、深い意味がある。

4.組織的能力 マネジメント力とリーダーシップ力

人は高い経済的報酬や社会的地位だけに惹かれて集まってくるわけではないからだ。人は誰もがそれを開花させる人生を歩みたいと思っている。

それゆえ、自分の可能性を信じてくれるリーダーと出会った時にこの人と仕事をしたい、そして一緒に成長したい、素晴らしい仕事を成し遂げたいと思う。

それに併せて、信念を持って魅力的なビジョンと志を語る力と誰よりも成長への意欲を持つ力が求められる。

後半の3つを磨いていくべき。

まとめると、

  1. 永年の経験に裏付けされた高度なプロのスキルを提供できる人材
  2. 顧客の心に触れる温かで細やかなサービスを提供できる人材
  3. そうした優れた人材を育てたりマネジメントできる人材

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